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サンクチュアリ会員の皆様こんにちは。

 

人の往来の再開

最近のラオスは海外からの観光客が急に増え始めました。

入国時にPCR検査結果の提示も求められることはなくなり、コロナ前の様に各国からの観光客で賑わいを取り戻しつつあります。
首都ヴィエンチャンでは日本人観光客の姿も多く見かけます。

私は相変わらず韓国人には韓国語で話しかけられ、中国人には中国語で話しかけられますが、日本人に日本語で話しかけられることはありません。なぜでしょうか。

 

ラオスの雨季

さて、現在ラオスは雨季真っ只中なのですが、例年に比べ今年は雨の量が多く、つい先日もヴィエンチャン市内の至る箇所で洪水を起こしていました。

下水排水溝の作りが悪く、まとまった雨が降ると簡単に氾濫します。

私の普段住む山の中ですと、豪雨で橋が崩れ、橋復旧まで孤立させれれるということも時々発生します。

これくらいの洪水では普段通りバイクを使おうとする彼らの姿勢には感服します。

それどころか、川や池から逃げてきた魚を捕まえている人たちも大勢いました。たくましい。

ラオスの雨季は5月中旬から10月まで続き、8月が最も降水量が多い月です。
8月を過ぎると降水量は減り始め、10月下旬からは乾季に入ります。
4月が年間で一番気温が高くなり。また雨季に入る。というサイクル。
日本の様な四季はなく、東南アジアらしい気候です。

 

国際郵便の再開の目処

 

皆様から頂きました支援物資は、依然国際便の再開がされず、オフィスに足止めをされております。

人の往来は再開されても、物流の再開はまた別のようです。

 

深刻なインフレ

ラオスは現在急激なインフレに見舞われており、自国通貨の価値が日に日に衰退しています。

2022年7月のインフレ率は25.6%を記録しました。

主要通貨に対して、1年前と比較するとラオス通貨の価値は70%下落しております。

自国産業がほとんどないラオスですので、食品・日用品共に近隣国からの輸入に頼っています。
ですので、何を買うにも、1年前の70%増し、物によっては倍ちかい金額を払わないといけません。

家賃もドル払いがほどんどですので、家賃も2倍近くに,,,,,

ガソリンもレギュラーガソリンで日本円換算して175円ほど。
牛乳も2リットルで500円。

日本人の私でも高く感じるのですから、ラオス国民の給与水準では、彼らの生活に相当なインパクトを与える事態です。

今後もこのインフレは更に続いていくと予想されています。

衣料品も例外ではなく、まともに服を買えない人たちが大勢います。

山岳民族たちは雨季が終わると厳しい寒さの寒気を迎えます。その前に、皆様から頂いた支援物資を彼らに届けられることを切に願っております。

後藤

 

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